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2015/02/02

レ・ミゼラブル 2012、おもしろかった

妻が知人(クリスチャン)からDVDを借りてきたので見ました。おもしろかったw


ああ無情はたしか小学校の時、読んだ気がしますけど全く覚えてなかった。

うん、なんか表紙も見たことあるぞ。


ジャベールの二律背反
全体的に好きですけど、特にジャベール周辺が感慨深い。
ジャベールは自殺するときに、

「俺の心が迷う」
「固い信念が揺らいでいる」
「法か善か」「正しいのはどちらかひとり」

てな具合でなやむ。仏教徒からすると「どっちか」という時は「どっちも」なのだが、西洋は比較的分割的な嗜好が高いのだなぁと不真面目にも感じてしまいます。ミリエル司祭は、嘘をついて法を曲げ、善を行ったわけですが、この二人のクリスチャンの違いがおもしろい。
ジャベールが「青二才の学生ども」と呼んだひとり、マリウスはジョゼットに一目惚れをして、
 
「一瞬の光で世界は変わると 正しさが開くに見えて 悪が正しく見えるだろう」

てなことをいいます。赤と黒のポジ/ネガも入れ替えて歌います。
バルジャンがコゼットであった時、

「不意に君は現れ 不意に何かが始まった」

もしジャベールがこのように思考できたなら自殺はしなかったかもしれません。まぁジャベール真面目なんだよな。一番真面目とも言っていい。
ファンティーヌが死んだ後に、ジャン・バルジャンがジャベールから逃げる際、ジャベールはこう歌っていました。

「悪党は死ぬまで悪党 お前のような奴が 変わるものか
「お前のような男は変わらぬ」」

て。でもジャン・バルジャンはミリエル神父に

「正しい人になんなよ(・ω・)ノ」

と諭されて変わることを決意。いちよ変わったということで話は進んでます。
銀器を盗む前は、天井のイエス様も逆さまだったのにね、世を恨んで生きてました。
ジャベール、最貧中では一番まじめに生きてきたのに…(´・ω・`) 
とはいえ、ジャベールがバルジャンを蜜子した際、彼は法に背いてバルジャンの善によって許され、バルジャンは法に従って24601であると告白。真面目な?ジャベールの心が揺らいだんかね。


もともとこういうちょっと不衛生な世界と話が好きなんで、だだはまり。人が歌ってる顔も好きだし。もっと早く見ればよかった。
民衆の歌とかMaster Of The Houseもええわー

やはりクリスチャンなら信仰心が刺激されるでしょうね。私は違いますがー、信仰心はあるので多少はそう感じます。
冒頭の船を引いてる時は、神に見捨てられたぜー的なことを嘆きまくって、ラストがあんな感じですからね。









2013/09/19

バトル・オブ・ロサンゼルスという映画…

テレビ東京で平日午後に放送されている「午後のロードショー」を毎日予約録画している。お金を払って見る程でもないが無料なら見る!!! という映画がけっこうおおいので、結構楽しめるのだけど、最近「バトル・オブ・ロサンゼルス」なる映画があった。

地デジの番組解説を見ると、「人類対宇宙人の…B級映画」とそもそもB級とのお断り。B級でも構わないんです、たまにはそういうのも見たい。むしろ最初からお断りしてあるくらいが清々しい。気合い入れずに見れるのでいい。と思うのよね、ふつうは。


しかしバトル・オブ・ロサンゼルスはまったくB級映画ではなかった。C級でも生ぬるい、D級でも良いような映画だったw

そもそもストーリーが全くわからない。突然宇宙船が現れる。これはまだいい。しかし銃撃戦で苦戦してる中、突如全身ブルータイツねーちゃんが日本刀でさっぱり決着つけてしうのはどうか。
F16戦闘機が離陸できるできないするしないというなか、レシプロ機が煙の中から現れて不時着。中から68年前のおっさんがサラリと出てくるのはどういうことだ。
今どこに走っているのか、何をしようとしているのかも全くわからないが、たまにスローになって見せ場なのかとガン見してしまうシーンも幾つか。しかし見せ場はこないまままた急展開。
10数年解析してる宇宙船を突如「感じる」ことで操縦できたり、大佐がチャップリンも真っ青な手榴弾芸で自爆するとか、ほんとにイミフ。さっきの急展開が全く解決しないうちにまた急展開という、超高速転回で頭の中が抜け落ちたような解脱感が味わえます。


次に演出、これもなぁ。
B級と銘打つだけあって開始30秒からもうそれを隠さないチープさ。もしこの映画のために1800円払っていたり、レンタルで80円払っていようものなら、開始5分で後悔しただろう(本作はビデオ販売のみで上映はされてないけど)。
とにかく役者が少ない。ショッカーの隊員より少ない。アメリカ軍基地にも人影がなく、3人くらいが必死に走って逃げる。いや、必死には走っていない。のらりくらりと走っている。人少すぎて不安になるレベル。基地はF16が10機くらい並んでるけど、滑走路は未舗装なのかと疑いたくなる環境。管制塔は掘っ立て小屋。パイロットはシンジくんみたいな決断できない男。
来襲する宇宙艇には機銃で応戦。管制官兼司令官はリボルバー撃ちまくる。そんな熱い展開です。しか緊張感は全編通してゼロ。これがむしろすごい。

アメリカ軍は緊張感のない歩き方。物陰に隠れない。敵はへんなロボット。強いのか弱いのかわからない武装。
F16は宇宙艇の機銃を三回も後方からもらうも飛び続けるほど、敵の火力は弱い。
兵士同志ですぐ喧嘩、指揮系統というものは存在しないのがまるわかり。作戦行動なんて皆無、常にピクニック。とにかく全てが高度にはずされているのかという、ちようど2.5歩くらい足りない演出に脱糞する。
NHKのタイムスクープハンターのほうが演出もしつかりしている、そう30分ドラマより予算が少ないんじやないかと心配になってしまう。この話ははたしてちゃんとと完結できるのか、最後まで予算は持つのか、そんなことが気になってしまう。

念の為に書いておくとキャストも微妙だ。イケメンも美女も出てこない。もちろんB級にありがちなおっぱいポロリなど期待してはいけない。逆にすごい。


とにかくこの映画はファミリーやカップルで見てはいけない。そうどうせなら、男友達数人でがやがや見るのがいい。真剣に見ると二時間持たないので惰性で見るくらいがいい。そういう楽しみ方が似合う映画だ。
そういえば、どのへんがロサンゼルスだっのたかもよくわからなかったぁ。