実際のところはよくわかりませんが、実に私がこのN1220uを使い続ける理由は綺麗だから、に他なりません。私の環境には他にも二台のスキャナがあります。
- HPのプリンターに付いているスキャナ
- コクヨのドキュメントスキャナ
この二台よりもN1220uの方が綺麗にスキャナできるのです。
HPのスキャナは2010年に購入したC309というプリンターです。複数枚の写真を置くとそれぞれ別個に認識しますし、スキャナも高速ですがなにか大切な物を取る時は躊躇してしまう画質です。また単純にHPのスキャナソフトが重くそして設定が反映されないなどの不便が多いのでまず使っていません。
コクヨのドキュメントスキャナは、Caminacsという廉価版的位置づけの安スキャナです。ドキュメントスキャナといえば、Scansnapが有名ですがあちらよりずっと安いのです。このスキャナは文庫本などは問題無てのですが、写真のスキャナには全く向かず、どんなに調整しても私にはモアレを消すことが出来なかった。
以上のことから、本当に大切なもの、美術品などの写真は未だに10年前の機種、N1220uを用いています。
本稿の趣旨は以下のとおりであります。
- 最新機種といえども、スキャナを買う時はお店で写真を実際にスキャンしてからにしろ
原稿は先日ビッグカメラで配布されていた冊子の表紙とその裏の広告を用います。
CanoScan N1220u
解像度 200dpi
カラーモード カラー(写真)
「雑誌の読取」チェックボックスはON
原稿モード A4、読取Ⅴ上下の白紙部分は手動でトリミング
読み取り時間3m55s
読取はびっくりするほど遅いですが、画質は文句なしです。モアレは一切なし。最高解像度の1200dpiを使えばA4サイズの読取に15mくらいはかかると思います。使いませんけど。
リサイズ無しで、トリミングしてみますとこんな感じです。たのに機種と比べてもらうとよく分かると思います。
発色や縁の処理には多少気になる所がないわけではありませんが、200dpiという低解像度でありますから、もっと高精度で取ってリサイズなどすればもっと綺麗に取れます。
下は最高解像度の1200dpiでのスキャナ。トリミングしてますがリサイズは無しです。
これは印刷物の詳細まで読み取っています。通常の使用であればこれはこれ以上は必要ないということですかね。
HP c309プリンター
読み取りモード USB書き出しモード
解像度は300dpi
読み取り時間20s
パッと見は何とかなりそうですが、リサイズ無しの画質0見るとこんな感じです。
モアレや縁の処理がかなりざっぱです。実際にパソコンで観覧する際も直ぐに目につきます。
※おでこの線は多分スキャナ面上に落ちていたゴミですね。すいません。
Caminacs
解像度は300dpi
両面読取、自動トリミング
読み取り時間1m31s
二枚目は傾き補正書けられてしまいましたが、これは設定でもちろんoffにできます。
どうしてもこのCaminacsはカラー読取はダメです。色合いだけではなくモアレがひど過ぎます。最高解像度の600dpiでとってリサイズしてもこれは解消できません。
リサイズ無しですと以下のとおりです。
このようなモアレは、白黒の時でも当然入ります。文庫本で挿入されている写真もこのようになります。写真以外の図でもグレーな部分などは同様なモアレが入ります。
文庫本という読み物ですから、それほど重要ではない物はCaminacsで読み取りますがそれ以外は無理です。これはCaminacsの特徴なのか、ドキュメントスキャナーの特徴なのかはよくわかりません。
このように、10年前のスキャナが写真に関しては最も綺麗にとれます。
ただし読み取り時間が半端なく長いです。最新の機種はきっと早くなっていると思いますが、前述のとおりアマゾンレビューでは画質が落ちたとの書き込みがあります。画質に関してはN1220uでもう完成されているように思いますが、最新機種は画質に関しても向上しているのでしょうか。いやきっとしていると思います。
しかしそれは機種によって大きな差があるようです。ですので前述のとおり、
- 最新機種といえども、スキャナを買う時はお店で写真を実際にスキャンしてからにしろ
でもN1200uが壊れたら、CANONから考えてみるつもりです。
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