ドイツのデザインというのは、質実剛健で不要なものを削ぎ落していった中にあるシンプルさを伴う印象があります。LAMYもその特徴をしっかり持っています。美しい流線型ではなく無骨なゴツゴツしたデザインの中に筆記用具としての機能を秘めています。
ちょっと上めに持っています。指を収める彫りがあります。
華美ではなくシンプルなドイツデザイン。このプラスチックの高級感を伴わない質感にまでその思いをポジティブに感じてしまいます。
なお、LAMYにインクボトルを装填しインクキャップ(正式名称不明、ペン先とは逆の部分です)を着ける際にちょっとしたこだわりがあります。キャップのネジ山は2つのラインがありますので、キャップをつけた際に180度の差がつきます。
LAMYロゴが自分の側で固定される付け方。
LAMYロゴは見えません。真下にあります。
もちろん私はロゴが見える位置になるようにキャップを付けています。機能上の意味はありませんが、このシンプルロゴが好きだからです。
どうせキャップをしてしまうと見えないわけですが。
ちなみにこれは日独記念デザイン。
LAMYは毎年特別色を発売しています。基本的にはレギュラー色がいいなと思いますが、毎年特別色を確認するのも楽しみの一つです。
2011年 アクアマリン
2011年 ルビー
2011年 日独フレンドシップ
2010年 コーヒー
2010年 ジャパンリミテッド
2009年 ピンク
2006年 ロイヤルブルー
等々。
LAMYを使っていると万年筆というモノ、道具としてのクセを感じます。
万年筆というものは言いようによってはとても不便な文具です。
- キャップを取って書き続けないと書けなくなる。ですので書き続けないといけません。しばらく経つとペン先のインクが乾いていしまいます。なんとなくメモを取るような用途には向きません。書くぞ!! いまから書きまくるぞ!! というaggressiveなペンです。
- 紙を選ぶ。薄い紙を使うとたいていは透けてしまい、裏に書くのが憚られます。裏うつりします。またあまり浸透性の高い紙を使っても字が滲みます。なんて不便なんだ!!
- 振り回すとインクが飛び散るし
- 100円のゲルボールペンみたいに安いわけでもない。
- 筆圧が高すぎるとペン先が弱る。よくも悪くも繊細です。
でもやっぱり万年筆ていいな。
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